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Final Week直前 - Corporate Finance 

早いもので冬学期(もう冬という感じは全く無いが。。。)も終わりを迎えつつある。

今日でMarketingは最終講義を迎えた。

本来であれば来週1週間がFinal exam weekで、その後spring breakとなるのだが、Corporate FinanceのI.W教授の気まぐれで明日にCorporate Financeの試験がある。

本来であれば明日に向けて血眼になって勉強しなければいけないところだが、このCorporate Financeは一風変わった授業だったのでblogで記録に留めておきたいと思った次第だ。

(本来であれば明日にはSport Managementの最終プレゼンもあるのだが。。。(しつこい))

このI.W教授の授業スタイルは他の教授とは大きく異なる。

1. パワポを使わない。
パワポを使わないからといって講義スライドが無いわけではない。スライドはあるのだが、紙ベースで印刷したものを懐かしのOHP (Overhead Projector)を使ってスクリーンに投影して授業を行う。いまどきOHPというのはAnderson中探しても彼だけじゃないだろうか。

多くの教授が学生の興味を惹き付けるために、ビデオなどを駆使して講義を行うのとは対照的である。

2. 所謂lectureがない。ひたすら問題を解くだけ。ビジネススクールなのにケースも無し。
講義スライドには基本的に、問題しか無い。そしてその問題も"What is a perfect market and why does it matter?"といったように、やや哲学的とも言える問題が多い。そして、例えば"How well does the CAPM work?"という問いの答えは"it sucks"であり、一見してもどう答えて良いのか分からないものが多い。

3. 問題演習をひたすらやるのに、答えが配られない。
講義は教授の気分で重点ポイントが変わるために、スライド1枚に1秒のこともあれば10分かけることもある。
ノートを取っているとあっという間に進んでしまうことがあるので、学生は一生懸命ノートを取ろうとするが、どうがんばってもノートは不完全なものとならざるを得ず、後から見返すとただの殴り書きしか残っていないことが多い。。。

4. 原則コールドコール
cold callというのは、教授が学生を指名して答えさせることを言うが、この授業では原則全てcold callで構成されており、いつ当てられるか分からない中授業が進む。おおかた一人一回は当たるが、ときに集中攻撃を浴びることもある(特に遅刻した学生)。教授はtorture(拷問)することを喜びとしていると公言しており、やや理不尽な質問を浴びせて学生を赤面させるようなことすらある。


このようなスタイルのために学生によっては拒否反応を示すため、当初60人強居たクラスは40人ほどがドロップして今では20人ほどしか残っていない。逆に今残っている人の半数くらいは、金融に詳しい精鋭部隊なので、喜々として授業に臨んでいる。残りの半分は社費のアジア人学生が多く、ドロップするほどでもないのでとりあえず頑張っているというところだろうか。

自分としては、Corporate Financeについての一定の知識は持っているが、教授独自の考え方や教え方により学ぶところも多かった。一方で、やはりアカデミズムに生きる人の実務に関する知識の限界も感じた。

振り返ってみると、以下のことを学んだ(ような気がする)
・project valuationの方法:正しいCFの見積もり方、使い方、割引き方
・Debt-Equity mix: MM理論の成り立つ世界から成り立たない世界を議論
・debt holderやshareholderといったstakeholderとmanagementの関係: Agency problem、insider informationなど
・配当政策と企業価値の関係
・(なぜか突然)デリバティブ理論。教授はあまり乗り気で無いみたいだが、AndersonからCorporate Financeの授業では初歩のデリバティブ理論を取り扱えというrequirementがあるようだ。

これらをperfect market前提の議論から、imperfect marketの議論へと発展させながら教えてくれた(ような気がする)。

最初から順序立てて整理して教えてくれれば、もっと分かり易かったような気もするが、千本ノック的な問題演習により、ふと気づくと色々と学んでいるというのがこの講義に対する好意的な解釈と言えよう。

なんだかんだ言いながら、Andersonの”名物”授業とも言えるような講義なので、とりあえずdropはしなくてよかったな〜 (成績が返ってきたら、前言撤回するかもしれないが(笑))

余談ながら、先週末よりサマータイムに突入。19時近くまで明るくなり、気候も良いのでfinalの準備をするのが辛いっす。。。


category: MBA

Posted on 2013/03/14 Thu. 14:31  edit  |  tb: 0   cm: 2  

Comments

参考になりました。

あい #mQop/nM. | URL
2013/03/14 15:01 * edit *

Re: No title

> 参考になりました。

あいさん、コメントありがとうございます。こんなブログでも読んで頂いているかと思うと大変励みになります。テスト前日に書いた甲斐がありました(笑)

frank1516 #- | URL
2013/03/14 15:09 * edit *

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