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Money Money Money 

MBA受験にはお金がかかる。


そして、渡航するにもお金がかかる。

もちろん、留学後にもお金がかかる。

今日は無視し得ないこのテーマのうち、MBA受験費用について赤裸々に書いてみようと思う。

MBA受験をはじめるにあたり、僕は非常に恵まれたことに周りにたくさんのMBAホルダーが居た。
それらの方に受験プロセスでだいたいどれくらいのお金がかかるかと聞いた結果を総合すると、

"最低150万くらいはみておいた方がいい"

というものだった。

もちろん、人によってスコアメイクにどれくらいの費用(予備校、試験料etc)がかかるかや、エッセイ、インタビュー対策に費やす費用も変わってくるので、一概には言えないがだいたい合っているのではないかと思う。
ただし、最低というのが曲者なので、現実的には200~300万の余裕があった方が良いかと思う。

というのも、前述の通りかかる費用は如何様にも上振れするし、長い受験プロセスの間には、体力的に辛い時期や精神的に辛い時期があり、マッサージ代やストレス発散のために勉強以外のことにもお金をかけるときがあるからだ。

何事にも予算管理が必要だが、予算をたてることは自己分析にもつながると思うので、自分がどこにお金をかける必要があり、どこで手を抜けるかを事前に徹底的に考えた方がいい。
さもないと、いろんな噂や評判に惑わされて無駄にリソースを費消してしまうことになるからだ。

僕の場合、無謀にもスコアメイクは独学で乗り切り、エッセイとインタビューにお金をかけようというのが作戦だった。海外経験があったため英語のベースはあると信じていた(否、信じたかった)こと、33歳での受験ということで勤務経験も長かったため、エッセイとインタビューでその経験をうまくAdmissionに伝えることが肝要だと思ったからだ。

結果というと、スコアメイクは全て独学で通した。ただ、かなり苦しんだし、最後まで納得のいかないスコアでの提出になった。それでもスコアメイク費用(=試験料+問題集代+アプリ代)は約20〜30万かかっていると思う。

TOEFLは2回目で大台の100を超えた。結果としてこの2回目のスコアが出願スコアとなった。
Londonでの3年半の勤務を終えて、日本に帰国後4ヶ月で試験を受けたことが功を奏したと思われる。感謝感謝である。本当は108以上を目標としていたが、のちにGMATで苦しむことになり、TOEFLは全部で3回の受験に留まった。

GMATは、独学に必要なツールにはお金を払ったが、予備校にはいかなかった。結局3回受験した。後知恵でいうと、GMATはプロの力を頼った方がいいと感じた。ただし、一昔前に比べるとオンライン模擬試験やスマホアプリ等の発達により、独学派にも必要なツールは揃ってきているとも思う。

エッセイは"お金で買う"つもりだった。僕のMBA師匠(Columbia Class of 2010)にあやかり、I社のMr. D先生のコースをとった。費用は約150万。おそらくこれは業界最高水準ではないだろうか。7校出願したので1校20万。1回2時間のカウンセリングが約5万する。納得のいかないスコアで出願した7校中5校からインタビューに呼ばれて、その5校に合格したので効果はあったと思う。もう少し安くできたかなとも思うのが正直なところだが、"お金で買えるものはお金で買う"のは限られた時間を有効に活用するためには必要だと思う。

インタビュー対策は、かなり珍しいと思うが、全て独学。費用はゼロと言っていい。mock interviewの類は一切やらなかった。前述の通り、インタビューに呼ばれた学校からは全て合格を頂いた。ただ、あまりインタビューに重きをおかない学校によるportfolioだったと思うので、インタビューを独学で乗り切れるという意味では無い。この辺もさじ加減だと思う。例えばUCLAのようにwebで"インタビューがdecisive factorになることはまずない"と公言している学校もある一方で、LBSのように数時間に及ぶインタビューセッションを持つ学校もある。学校の特色を見極めることが肝要だ。

その他、ストレス発散旅行やマッサージ、あと自習室にお金をかけた。家族持ちで狭い家に住む僕は特に集中を要するGMAT対策を自宅ですることを諦め、自宅と勤務先の間の駅近くの自習室を借りた(月1.6万)。GMAT対策はいかに本番に近い環境で練習を重ねるかが重要と思うので、自習室はおすすめである。費用は40万程度か。

どこまでMBA受験費用に含まれるかによると、トータル費用は250万くらいだったと推察する。僕の費用配分は、かなり特殊かもしれない。でも、MBA受験にstandardは無いと思うので、あくまで一例としてこういうのもあるんだと思って頂ければいいかと思う。正直に言ってしまえば、海外勤務経験はMBA受験全般で極めて役に立つと思う。一方で、トップ校の合格者に純ドメで受験された方が数多くいらっしゃるのもまた事実であり、受験プロセス開始時のadvantageはいつの間にかdisadvantageにすらなりうるのがMBA受験の怖さだと思う。

そういえば、MBA受験にかかる費用を相談したのも僕のMBA師匠だったはずだが、彼もI社に150万のお金を払っていたのにもかかわらず、費用を約150万と見積もっている。
MBA受験の難しさは、MBAホルダーの方の風化(美化?)した記憶によるアドバイスに一喜一憂してしまうことかもしれない。。。
(アドバイス頂いた諸先輩方、本当にありがとうございました。でも、日本人によるMBA受験事情は年々変化しており、特にこの5年くらいの変化も大きいのです。。。)

category: MBA受験全般

Posted on 2012/07/03 Tue. 22:14  edit  |  tb: 0   cm: 0  

Why MBA? 

MBA受験をする上で避けては通れない質問がいくつかある。その最もたるものが"Why MBA?"だろう。

何事も喉元過ぎれば暑さ忘れるという面があり、MBA受験を終えた今となっては何を考えていたか忘れかけているが、むしろ留学をはじめる今こそ改めて考えてみようと思う。

先に本音ベースの"Why MBA?"を行ってしまうと、
・とにかく留学がしたかった。そして、海外で生活がしてみたかった。高校生の頃からアメリカへの留学に憧れ、MBAというものがあることを知る。大学は経営学部に入ろうと思っていた(結果的に入ったのは法学部政治学科)。ではなぜ留学がしたかったかというと、日本に愛国心を強く持つ一方で閉塞感を感じ、外国に飛び出てみたかったという極めてprimitiveな動機が根底にあり、今もそれは大してかわらない気がする。
・英語を上達させたかった。これは本人のみならず、妻そして二人の息子にもあてはまる。極論すれば、"英語さえ"できれば、しばらく食うには困らないと思う。国内の経済成長に限界がある日本企業は必然的に海外に活路を見出す。そして、完全なlocalizationをしない(or できない)ので、英語を話す日本人には今後も一定の需要が見込めるからだ。親として子にできることを考えたときに、攻め・守りの両面から考えても、英語を流暢に話せるようにしてあげたいと思った。

以上の二つの理由は非常に大きいが、実は僕はLondonで3年半を仕事をする機会に恵まれた。そして、上記の多くの部分が達成されてしまった感があった。もちろん、英語力はまだまだ伸ばす必要があるし、まだ子供も小さかったので英語は全く身に付いていないので理由にはなるが、"どうしてもMBAで無ければならない"という強力な動機ではなかったかもしれない。

ではなぜそれでもMBAなのかというと(注:ここからは少し建前モードも入る)、
・Londonでの経験でLeadershipとTeamworkの重要性を学んだこと。そして、Leaderは資質による部分もあるが、ある程度は育てられるもの、そして学ぶことができるものであると感じたこと。詳しくは触れないが、Londonで働いていた頃に、人生ではじめて強いLeadershipというものを肌で感じる機会に恵まれたためだ。また、Teamworkについては世界の金融センターLondonらしく、同僚がイギリス人、アメリカ人、フランス人、タイ人など多国籍で、多様なバックグランドを持つ人々が英語を介して仕事をするということの面白さを体感したからだ。そして、自分をもう一度Diversifiedな環境に身を置き、teamで物事に取り組むという経験をしたいと強く思うようになった。
・Entrepreneurshipを学びたい。僕は日本の金融機関に身を置いており、その会社は一通りの金融サービスを提供しているが、ひとたびグローバル金融機関(e.g. JP MorganやCiti)と比較すると、まだまだまともに提供できていない金融サービスがたくさんある。必然的に、海外でのビジネス展開は、限られたリソースを効率的に活用しつつ、事業を立ち上げていくentrepreneurialな営みになる。会社を興す起業とは違うかもしれないが、社内で事業を興すのもやっぱりentrepreneurshipを要求されると思っているので、それを学びたいのだ。

書き始めは、"改めて考えてみよう"と言っていたが、書いてみるとエッセイに書いたことと特に後半はほぼ同じになった。本当に思っているから書いているのか、書いたから本気でそう思うようになったのか判然としないのが正直なところだが、良く言えば"ぶれてない"ということか。そうなんだろう、きっと。そう思いたい。

ただ最近は学校から学ぶことはもちろんだが、classmatesや他のMBA Programの学生との交流から得られるものに期待が膨らんでいる。UCLA AndersonのClass of 2014の世界中のclassmatesとすでにFacebookを通じて交流がはじまっていたり、日本にいるMBA合格者の皆さんと交流させて頂く機会がある。今後、皆と経済・経営を問わず様々な問題についてdiscussionしたり、ビジネスプランについて語り合ったりすることを心待ちにしている。
高校時代に影響を受けたJ.F. Kennedyの"Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country"という言葉を思い出しつつ、自分がclassmatesやcommunityに対してできることを恐れずにやっていこうと思う。

(本当はこの記事がMBA Applicantsの方の一助になればと思って書き出したが、すっかり参考にならないものになってしまった… 受験対策的なものは別途また考えます)

category: MBA受験全般

Posted on 2012/06/27 Wed. 23:54  edit  |  tb: 0   cm: 4